電波塔
電波塔
作品名:『電波塔』
サイズ:W482×H636
製作期間:約3ヶ月
詩 |
止まない降雪だ この地ではそう珍しいことではない 巨大化した草木が生い茂る雑然とした大地にも 光の美しさに恍惚とし 過去の営みを顧みるときがくる 郷愁の時は短い かつて長い夜 千差万別の若人たちに幾度にも音を飛ばし続けた 奮起の音 慰撫の音 そして、祝祭の音 またかつてのように音を光に乗せ届けたい たとえそれが迂遠の所業になろうとも 果てない旺盛の雪にも終わりはある ガイアは焼かれ、惜別の炎が立ち昇る |
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