濃黒切り絵展に出展します! #3
16日より月末まで開催しております。濃黒切り絵展についてです!コロナが落ち着いてきたこともあり、たくさんの方にご来場いただいているようです。
今回は、展示会の内容をより深堀し、他の出展者の紹介などもしながら、濃黒切り絵展の魅力を紹介していければと思います。
まず、私の今回とくに気なった作家さん 3方紹介したいと思います。
まず一つ目は、タナベマサさんです。
以前からツイッター等で作品を拝見していましたが、今回お目にかかるのは初で、和紙を匠に使い、写真のようなリアルな切り絵を追及される作家さんです。私もよく和紙を使いますが、ここまで綺麗に和紙使われるのは本当に憧れます。
比較的大きな画角で日常を切り取られる作品が多い印象で、度胸のない繊細な線の表現の色鮮やかな和紙の表現が本当に心打たれます…。
まだ作品を細かく見れていないので、じっくり見たいと思います。
次にSachiko Tanouchiさんです。
ギャラリーsizmaの展示会や切り博などでもご一緒することがあったTanouchiさんですが、今回はまた一風変わった作品を出されており、とても驚きました。
作風の幅広さに驚かされるとともに、シンプルだからこそじっと見つめていたくなる作品です。植物の細胞をモチーフとされて、ひたすら植物の繊維である〇の連続。綺麗な丸をきるのは案外難しい切り絵ですが、濃黒切り絵用紙ならではの紙のスペックがひかる作品だと思います。
Tanouchiさんが濃黒をつかってこれからどんな作品を作られるのか楽しみです。
最後に、くろイモリさんです。
今回、私はお初にお目にかかる作家さんでしたが、美しい曲線と絵としての完成度の高さに魅了されました。線がとにかく細いのと、主張しすぎない色使いが個人的にたまらなく好きです。
私も作品の中で「火」を表現することが多いですが、くろイモリさんは黒線の強弱で火を表現されており、大変参考になりました。
こちらの作品も、極細の線で羽根のふんわり感、人の細やかな表情を表現されていおり、作品全体の立体感にも一役かっていると思いました。絵が描かれるモチーフが好きなので、今後も追いかけていきたい作家さんです。
今回は以上です。また次回で「濃黒切り絵展」全体の振り返りができれば、と思います。
よろしくお願いいたします。
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